モノの表面を変えるクスリ

☆よごれを洗いおとすということ
 衣類や食器など、毎日のように洗ってきれいにしています。
 このときのよごれはどういったしくみで、きれいになっているのでしょうか?
 ○水に流れやすいよごれ・・・・塩、さとう、どろ(洗剤がなくてもあらえる。)
   水に流れにくいよごれ・・・・・油(洗剤をつかうとあらいやすくなる。)
                      ↓
           ここで、水とよごれの表面を変えるクスリを使う!

☆水と油
水と油はまざりません。水は水どうし、油は油どうしで集まっています。
 ここで、洗剤を少し入れてみると・・・
油はふつうのサラダ油です。
水の底の油 洗剤をいれると・・・ 油がガラスからはがれました。
(写真をクリックすると、油の動きが動画で見られます。)
水と油はまざりません ふりまぜても、また分かれます でも洗剤をいれると白くにごったまま 顕微鏡で見ると、小さな油の粒が
水の中にたくさんできています。

☆界面活性剤(かいめんかっせいざい)
 洗剤のように水や油の表面にはたらき、おたがいが自分たちどうしで集まろうとする力(これを表面張力:ひょうめんちょうりょくといいます)を弱くするはたらきをするものを界面活性剤といいます。(モノの表面を変えるクスリ)
 界面活性剤によって、水も油もこまかくいりまじることができるようになります。

 界面活性剤のはたらきで油の粒が水にまじれば、
その水を洗い流すことで油よごれがおちるわけです。

 界面活性剤は身のまわりのいろいろなところでつかわれています。
 

☆コンクリートにも界面活性剤
水とセメントをまぜ、そこに砂や小石を入れたのがコンクリートです。セメントがかたまってかたいコンクリートになりますが、このときはじめに使った水が少ないほど、かたくてじょうぶなコンクリートになります。
●実験3

セメントの粉(灰色)、界面活性剤の粉(茶色)
白いビンには少しの水がはいっています。

(この実験セットは、花王化学品研究所の高橋さんにいただきました。) 
1.カップにセメントの粉を入れ、容器の水を加えわりばしでまぜる。
 セメントの粉を吸いこまないように。

 水が少ないと、かき混ぜるのも力がいります。
 これをこのまま型に流しこむのはむりです。
2 カップに界面活性剤の粉を入れ、わりばしでかきまぜる。

  とたんにゆるゆるになって、流れるようになりました。
  これならコンクリートの型に流しこめます。
3 かたまるとこのとおり

  ・界面活性剤のはたらきで水とセメントがよくまざりあって、なめらかになります。
  ・水をたくさん使ってうすめているわけではないので、これがかたまると
   かたいじょうぶなコンクリートになります。
 みんなの学校もクリエイトセンターもこんなコンクリートでつくられています。

☆シャボン玉をつくってみよう
 水の泡はすぐにこわれます。水は水どうしで集まる性質が強いためです。
ここに洗剤(界面活性剤)をくわえると、水がうすく広がった膜(まく)になりやすくなります。
さらに洗濯のりをくわえるとねばりけがでて膜が強くなります。
○シャボン玉液の材料

 液体洗剤・・・1
 洗濯のり・・・5
 水・・・・・・5〜7

これらをよくまぜあわせます。
ひらたい入れ物に
シャボン玉液をいれ、
クリーニング屋さんの
ハンガーを使いました。

穴(ワク)がいくつもあって、
シャボン玉をつくりやすいです。
ハンガーにシャボン玉液を
つけて、ふってみます。
なれてくると、
大きなシャボン玉を
じょうずにつくれるように
なります。