さよなら?めい王星

2006年8月24日、めい王星が「惑星」でなくなることになりました。

○めい王星とは
・1930年に発見された。(76年前)
・月よりも小さい星だが、まるい形をしている。
・太陽からとても遠いので、冷たく凍りついた星だろうと考えられている。
・太陽のまわりをまわっており、これまで
第9番目の「惑星」としてあつかわれてきた。
   ↓  ↓  ↓
・天体観測の技術が進み、もっと遠い星も観測できるようになってきた。
・めい王星のコース近くには、同じような星がたくさんあることがわかった。
・めい王星よりもっと遠いコースをまわる星も見つかり、第10惑星としようと考える学者もいる。
・これからも第11、第12・・・と惑星が増えていくことがじゅうぶん考えられる。

○2006年8月24日
国際天文学連合総会の天文学者たちは、
  「惑星」とは
 1.太陽のまわりをまわり、
 2.十分大きくてまるい形をしており、
 3.そのコース上のほかの星をなくしている
 4.衛星でない 
  星であると多数決で決めた。
    ↓  ↓  ↓
 3.より、
めい王星は「惑星」でなくなった。
 

○めい王星はどうなるの?
国際会議の結果、
 1.めい王星は「惑星」のなかまには入れない。
 2.めい王星は「矮惑星(わいわくせい)」という
   新しいグループのなかまとする。
  ことになった。
  よって「惑星」は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つとなった。

だけど、めい王星はなくなったわけではありません。
今このときも、めい王星は太陽のまわりをまわっています。「さよなら」ではないのです。 

太陽系のなかまわけ
名称 定義(なかまわけのきまり)
恒星 (star,fixed star) 太陽のように自分から光や熱を発する星
惑星 (planet) 「太陽のまわりをまわり」「十分な大きさからほぼ球形をしており」「その軌道近くから他の星をなくした」星
矮惑星 (dwarf planet)
 dwarf=こびと
「太陽のまわりをまわり」「十分大きさほぼ球形をしており」「その軌道近くから他の星をなくしていない」「衛星でない」星
衛星 (satellite) 月など惑星のまわりをまわる星
太陽系小天体
 (Small Solar System Bodies)
太陽のまわりをまわる、その他のすべての星
(小惑星、彗星、そのほかたくさんの小さな星など)

○1000億分の1の太陽系
太陽系のデータから、次のように1000億分の1のミニサイズの太陽系を考えました。
1000億分の1 水星 金星 地球 火星 木星 土星 天王星 海王星 めい王星
太陽からの距離(m) 0.58 1.08 1.50 2.28 7.78 14.28 28.71 44.97 51.94
星の直径(mm) 0.05 0.12 0.13 0.07 1.43 1.21 0.51 0.50 0.02

これをもとに、教育研究所・科学実験室のある、4階の長いろうか(約50m)に星をならべてみました。
ろうかに巻き尺をのばして、惑星のプラカードをおきます。
火星まではにぎやかだね。
木星や土星はろうか右奧に続きます。
 
 
太陽から火星までならべたところ

天王星はここ
(むこうのはしに太陽がある)
「ずいぶん”いなか”だねぇ」
めい王星から太陽をみる。
(ろうかの一番はしに太陽や地球)
 
 
海王星(手前)のむこうは
階段になっていて、めい王星は
階段を3段おりたところ
「遠くてさびしいね」
「でもこのまわりに同じような星が
 たくさんあるんでしょ?」

科学教室で配布したワークシートです。
(Word文書)