見えない絵
・なにもない紙から絵や文字が・・・
  

○「あぶりだし」

みかんを使って、むかしながらの「あぶりだし」をやってみよう
@みかんのふさをビーカーに入れ、指でおしつぶし、
 その汁を筆につけて紙に絵や文字を書く。
  ※筆はえのぐなどが残っていないように、
   よく水であらっておく
A書いたところをかわかす。
(しばらくまつ・吹いてかわかす・ドライヤーでかわかす)
Bガスバーナー(弱火)に三脚と金網をおき、
 その上に紙をおいてみよう。(または電気コンロ)

   

○「あぶりだし」のしくみ

みかんの汁には、どんなものがはいっているかな?
 @すっぱいもの→クエン酸でためしてみよう
 Aあまいもの→さとう水でためしてみよう


 実験  クエン酸、さとう水のそれぞれを筆につけて、あぶりだしをやってみよう。

○筆はクエン酸用とさとう水用にわけて、紙に絵や文字を書く。
 筆が1本のときは、よく洗ってからつかうこと。

○紙をかわかして、ガスバーナーか電気コンロで「あぶりだし」をする。


右の写真は、左からクエン酸、みかんの汁、さとう水で書き、
あぶりだしをしているところ
 →さとう水で書いたところが、あまり見えない。
 クエン酸・みかん・さとう水
実験から、ミカンの汁のなかのすっぱいもの(クエン酸)が、あぶりだしのとき、
紙をよくこがすはたらきがあることがわかりました。
(酸性の水は、紙をこがすのを助けるはたらきがあるそうです。)

○カラー版「あぶりだし」もやってみよう〜その1
@塩化鉄水溶液を紙にうすくぬってかわかす。

※完全にかわかさなくてよい。てかてかしなくなるまででよい。
Aフェロシアン化カリウム水溶液(写真右)を筆につけて、紙に絵や文字を書く。

B別の筆(またはよくあらった筆)で、フェリシアン化カリウム水溶液(写真左)やタンニン酸水溶液(写真中央)を筆につけて、絵や文字を書く。
文字を書くと、ちがう色で絵や文字がかけました。
水溶液 もとの色 文字の色
フェロシアン化カリウム水溶液 うすい黄色 うすい青色
タンニン酸 うす茶色 こいむらさき色
フェリシアン化カリウム水溶液 黄色 こい青色

 
だんだん色がはっきりしてきます。

カラー版「あぶりだし」もやってみよう〜その2

@塩化コバルト水溶液を筆につけて紙に絵や文字を書く。

A
別の筆(またはよくあらった筆)で、硝酸コバルト水溶液を筆につけて紙に絵や文字を書く。

Bドライヤーなどでかわかし、加熱する。

Cもう一枚の紙にも同じように書き、もって帰ろう。
 
今回使った薬品(右の写真の位置どおりに)
硝酸コバルト
水溶液
タンニン酸
水溶液
フェロシアン化
カリウム水溶液
さとう
みかん
塩化コバルト
水溶液
フェリシアン化
カリウム水溶液
塩化鉄
水溶液
クエン酸

<おことわり>
カラー版「あぶりだし」はみかんの「あぶりだし」とはしくみがちがいます。

(その1)
 
塩化鉄と、フェロシアン化カリウムやフェリシアン化カリウム、タンニン酸との化学反応で色がでます。

(その2)
 塩化コバルトや硝酸コバルトは、水分をふくんでいるときと、加熱されて水分がなくなったときとでは色がちがいます。
 (水にぬれたり、しめるともとにもどるので、何度もくり返し楽しめます。)