あなたも化学者

 夏休みの一日、「子どもと保護者の科学教室」として保護者の方もいっしょに参加する科学教室を開いています。
7月23日(日)は、あなたも化学者(科学ではなく化学)として、いくつかの実験を共同でやってみました。

1.交通信号反応
薬品(水酸化ナトリウム、ブドウ糖)をはかって水にとかします。
これにインジゴ・カルミン(染料の一種)をすこしくわえます。

この液体をフラスコにいれてゴム栓をして、ふりまぜると・・
(右のアイコンをクリックすると、動画がはじまります。)
ふりまぜる


ほおっておく
ふりませる


ほおっておく
黄色 赤色 緑色
 信号のように色が変化するので「交通信号反応」とよばれるそうです。
これはフラスコのなかの酸素がインジゴ・カルミンを酸化して黄色から緑色にします。
しばらくおいておくと、ブドウ糖によってインジゴ・カルミンが還元されて、また黄色にもどります。

2.ゆうれい試験管
試験管にイオウとスチールウールをいれて、ガスバーナーで加熱します。
どんなことがおこるでしょう?(どうして”ゆうれい”なのかな?)


実験をはじめると、あちこちで「ひゅ〜」と、ちょっとあやしい音がしてきました。
イオウの発熱が試験管の中の空気を振動させ、音をならしています。

3.あなたも錬金術師
銅線を白い泥水につけこみます。(写真左)
このまましばらくおいておくと・・・

銅線が銀色になりました。(下の写真)
これをガスバーナーで加熱すると・・・

なんと金色に?!(右の写真)
白い泥水は、亜鉛と水酸化ナトリウムを反応させたものです。

銅線の表面にとけた亜鉛が膜をつくる「メッキ」になり、銀色になります。
バーナーの熱で、表面の亜鉛と中の銅が合金をつくります。
銅と亜鉛の合金を「しんちゅう」といい、できたては美しい金色をしています。
左から、銅線・亜鉛メッキされた銅線・しんちゅう できた線を使ってかざりをつくりました。

4.ナイロン糸をつくろう
2種類の液体をそっと重ねて、二層にします。

 上の液:ヘキサンにアジピン酸ジクロリドをとかしたもの
 下の液:炭酸ナトリウム水溶液にヘキサメチレンジアミンを
      とかしたもの
二層の間にできた膜を引き上げると、
糸が次から次からとりだせます。
ペットボトルにまきつけました。

これがナイロンです。
ナイロンは世界で初めて、
人工的につくりだされた合成繊維です。

5.ショウノウの舟
クスノキの葉を集め、小さくちぎってフラスコに入れ、
水といっしょに加熱します。
出てくる蒸気を冷やすと、白いロウのようなものがとれます。
これがショウノウです。
スチロールトレイを切った舟に
ショウノウを取り付けると、
水そうの水の上を
すいすいとはしります。