あなたも物理学者

 夏休みの一日、「子どもと保護者の科学教室」として保護者の方もいっしょに参加する科学教室を開いています。
7月29日(日)は、「あなたも物理学者」として、いくつかの実験・観察や理科工作をやってみました。

1.光の性質
    茨木市の小・中学校のインターネットは、光ファイバーによって通信しています。
短く切ったファイバー線を、各組で”解剖”し、じょうぶな被服で被われた中に、髪の毛ほどの細さのガラスのファイバー線を観察しました。

この中を光が通り抜け、遠くにも情報を送ります。
偏光シートを2枚重ねて、片方をまわすとむこうの景色が見えたり、見えなくなったりします。

これは、光が”波”の性質ももっているからです。

では、向こうの見えない2枚の偏光シートに、3枚目の偏光シートを加えて、向こうが見えるようにするにはどうしたらよいでしょうか?

2.風力発電
発光ダイオードをつないだモーターの回転軸を手でまわすと、ダイオードがすこしひかります。これはモーターが発電機となって、電流をつくりだしたからです。

このモーターの回転軸にペットボトルの風車をつけて、風の力でまわして、発光ダイオードがひかるようにします。
モーターと発光ダイオードはみんな同じものを使います。

ペットボトルでつくる風車は、それぞれ羽の大きさや枚数、ひねり方などがちがって、そこに各組の工夫があります。
できあがって、科学実験室前の長いろうかを走っています。
風車がまわって、発光ダイオードがひかります。

大きな羽根はよくまわるのだけど、回転数をあげるのがたいへんです。直径の小さな羽根のほうが、くるくるとよくまわって、光りやすいようでした。

3.とろける金属
金属の棒に熱いお湯をかけると、どろりととけてしまいました。

これは70℃でとける特殊な金属です。
各テーブルごとに、この金属をお湯でとかし、粘土でつくった型に流し込んでみました。
しばらくさますと、粘土の型どおりに冷え固まりました。
   

4.ぽんぽん蒸気船
アルミパイプのエンジンとろうそくの燃料で、発泡スチロールの船が動きます。各組ごとにつくって走らせました。

材料
・アルミパイプ
・アルミシート
・画びょう
・ろうそく
・発泡スチロール
    
発泡スチロールの船体は、各組で自由な形にしました。
  
アルミパイプの中に水を満たし、船を水に浮かべてろうそくに火をつけます。

科学実験室の流しに栓をして、特設プールをつくりました。
できた船から進水式です。

ちゃんと進む船は、さわってみるとブルブル振動しています。
ろうそくの熱によって、アルミパイプのなかの水が小刻みに出たり入ったりして、振動が発生します。パイプに入る水より、パイプから出る水の勢いのほうが大きいので、そのぶんだけ船は前にすすみます。
 
写真をクリックすると、船が動く動画がはじまります。