花とたね

○花からたねへ
教育研究所は桜どおりのそばにあります。
春にはサクラが咲いて、たくさんの人を楽しませています。

6月には赤やえんじ色の実がたくさんなっているサクラの木がありました。たくさんの鳥たちが飛んできて、実(サクランボ)を食べています。
左の写真が桜どおりでとってきたサクランボ

鳥がついばんで、中のたねがみえているものもあります。
科学教室でも、ピンセットでつぶして中にかたいたねがあることをたしかめました。

鳥に食べられてもたねは消化されずに、鳥のふんにまじって、どこか遠くに運ばれることもあります。

たねをつくる植物は、自分たちのたねを遠くに運んで、増え広がっていきます。このとき、
 ・たねのまわりに実をつけて、動物にたべさせる
 ・たねのまわりをべとべとさせて、動物のからだにくっつく
 ・さやがはじけて、なかのたねをはじきとばす
 ・風にのりやすい実をつくる
 ・海の水の流れに浮いてはこばれる
いろいろな植物のたねのようすについて、インターネット上のビデオをみました。

○花のかいぼう
みんながもってきた花を分解して、
花のつくりをしらべました。

めしべ、おしべ、はなびら、がくにわけて、
台紙にならべてはりました。
「がくからはずしていくと、やりやすいよ」
「そのつぎは花びら?」
「そう、それからおしべをはずしたらめしべが残るね」
タンポポやヒマワリ、ほかキクのなかまは、
小さな花がいっぱい集まっています。

ツツジなど、花びらがつながっているものもあります。

ちいさなつくりで、分解するのがむずかしい花もありました。

○花粉のがんばり
花にたねができるためには、めしべの先におしべの花粉がくっつかないといけないことは、みんなよく知っていました。
その花粉がどうなるのか、観察してみました。
スライドガラスに、寒天と砂糖をとかした水をぬっておく。
シロツメクサ(クローバー)の花を分解して、おしべの花粉を寒天をぬったスライドガラスにくっつける。
顕微鏡で観察する。
時間をおいてまた観察する。
 (8時半、9時、9時半につくったものも用意しておきました。)
顕微鏡でみたシロツメクサの花粉

しばらく時間をおいて観察すると、
丸い花粉から何かのびているものがあります。
観察10分ころ
花粉から何かでてきました。
観察30分ころ
どんどんのびてきました。
観察1時間ころ
長くのびたものも見つけました。
この、花粉からのびるものを「花粉管(かふんかん)といいます。
花粉管がのびて、めしべの先から根元までとどくと、たねがそだちはじめます。
数cmくらいの距離ですが、小さな花粉からすればとても遠くまで花粉管をのばすことになります。

○花やたねのくふう
「植物がたねをつくるのはなぜ?」   インターネットの画像やビデオを見ながら
考えたり、たしかめたりしました。

は、このようなことをするためのたいせつな部分なのですね。
「自分たちのなかまをふやそうとするため!」
「たねを遠くまではこぶために、植物はどんなことをしている?」
「ほかの動物や風、水の流れなどいろいろなものを利用しています。」
「そのたねができるために、必要なことは?」
「花粉がめしべの先にとどくように、虫や風を利用しています。」
「虫を集めるために、植物はどんなことをしている?」
「花びらの色でめだつようにしたり、花の蜜(みつ)や花粉を食べさせています。」
「めしべの先についた花粉は、どうしますか?」」
「めしべの先からめしべの根元まで、花粉管を長くのばします。」