赤いカレーと緑の焼きソバ

料理のおいしさは味だけでなく、その色も大切ですね。今回は実験をとおして、ちょっとヘンな色のお料理の作り方について考えてみましょう。(色はヘンでも味はだいじょうぶ!)
○緑の焼きソバ
緑色の焼きそばです。
キャベツは青やむらさき色です。
お皿にとって、みんなで味見しました。
(塩味です。)

なんでこんな色になるの?
それをこれから調べてみよう

○ムラサキキャベツの性質

この焼きそばには
ムラサキキャベツを使います。

ムラサキキャベツをちぎって、
ビーカーでゆでてみると、
お湯が紫色になりました。
よく見ると、キャベツは白っぽくなっています。
このキャベツの液を、5本の試験管にとりました。
キャベツ液に、いろいろな薬品を入れてみます。

左から水酸化ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、クエン酸水溶液、うすい塩酸です。
水酸化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム なにも入れない クエン酸 うすい塩酸
むらさき ピンク

ハーブティーの一種、マーロブルーでも、同じように実験してみました。

水酸化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム なにも入れない クエン酸 うすい塩酸
黄緑 うすい黄色 うすいピンク
 水酸化ナトリウム水溶液は強いアルカリ性、炭酸水素ナトリウムは弱いアルカリ性、
 クエン酸は弱い酸性、うすい塩酸は強い酸性を示します。

 ムラサキキャベツの液やマーロブルーは、アルカリ性や酸性によって色が変わります。

○焼きソバが緑色のわけ

焼きそばに使った中華めんには、「かんすい」が含まれています。
「かんすい」はアルカリ性を示します。

中華めんの「かんすい」のアルカリ性によって、
ムラサキキャベツの液がむらさきから青、緑に変わり、
緑色の焼きそばになったわけです。

A アルカリ性で緑色になった中華めん
B もとの中華めん
C 酸性でピンク色になった中華めん

一度緑色になった中華めんに、クエン酸をくわえると、
今度はピンク色になりました。

○赤いカレー
カレーに入っている代表的な香辛料は「ターメリック」です。
黄色くてカレーらしい香りがします。

ターメリックの粉にアルコールを加えてとかし、
ろ紙にぬりつけます。(黄色い色がつきました。)
ここに薬品を加えて、色の変化を調べます。
ろ紙の黄色い部分に、ホウ酸を加えると赤くなりました。
水酸化ナトリウムでも赤くなりました。
ホウ酸で赤くなったところに、水酸化ナトリウムをつけると、青むらさき色になりました!