第2土曜科学教室「探検ミクロの世界」(5月10日実施)

茨木市教育研究所

ふだん見なれているものでも、けんびきょうで見てみれば、新しい世界がそこに広がります。身のまわりの不思議を、みんなでいっしょに探検しましょう。

 今回の、科学教室は「顕微鏡の使い方になれよう」

をめあてに、行いました。あいにくの雨で、人が集まるかどうかが心配でしたが、29名もの参加がありました。

 

   ○ミクロ探検 初級編  ピントの合わせ方を知ろう。

 

@プリントアウトした写真や新聞のカラー写真

    写真を台の上にのせます。

    横から見て、写真と対物レンズをできるだけ近づけます。(調節ねじをまわして)

    こんどは接眼レンズをのぞいて、はっきりと見えるまで遠ざけていきます。

 

 100倍程度の低い倍率で、見るものが厚くないものなら、そのまま台にのせて下からの光の調節なしで、けっこう見えるものです。

 見るものに反射した光で見ているわけですので、雨で外が暗いことを心配をしました。しかし、しっかりと見ることができ、見えた瞬間には、子ども達から歓声があがりました。

写真は、チラシのカラー写真です。いろんな色が、黒・赤・青・黄色だけでできていることがよく分かります。インクジェットの写真ならば、上では丸い点であるものが、星のような点であることが発見できました。

 A紙に書いた えんぴつの線・ボールペンの線

 こんどは、同じ方法で、えんぴつで書いた線とボールペン・マジックで書いた線を観察しました。

 ボールペンやマジックの線は、左の写真のように、インクが紙にしみこんでいる様子が観察されます。一方、えんぴつは、粉が紙の上に乗っているだけの様子が見られます。

 ここから、えんぴつの線だけが、なぜ、消しゴムで消えるのかを、考えてみました。

 

 

 

 

○ミクロ探検 中級編  スライドガラスを使って見よう

              スライドガラスを動かして、見たいポイントをさがそう

@    河原の砂を見てみよう。

    砂を水の中に入れて、かきまぜます。

    よごれた水を捨てます。

    水がきれいになるまで、くりかえします

    上の方の細かい砂の部分をスポイドで少し取り、スライドガラスにのせます。

    余分な水を、テッシュペーパーで吸い取ります。

    それを、顕微鏡で見ましょう。

                                

上からの光だけでも、けっこう見えますが、下からの光を調整して明るくすると右の写真のようなものが見えます。見た目には、単なる砂としか見えませんが、実際には一粒一粒色も形もちがいます。ほとんど透明なガラスのようです。

 

 透明な粒は、石英 と言われる鉱物です。よく、見かけるものですが、これがきれいな形で結晶しますと「水晶」となります。よく探すと、ミニ水晶がみつかるかもしれません。

 黄色は 長石 黒は 黒うんも と 思われます。よくさがせば、違うものもみつかるでしょう。

 

A    スライドガラスを動かして、いろいろなつぶをさがしてみよう。

 

右にうごかすと左に動き、上に動かすと下に動くことを、子ども達は発見していきました。ここまで、くると、もっといろいろなものを見たいという気持ちが、子ども達の中からわいてくるようでした。

○ミクロ探検 上級編  ここまで身につけた技術で、いろいろなものを見よう@水の中の小さな生き物をみよう

    生き物がいそうな水をスポイドでとります。

    カバーガラスをかけます。こうやってできたものをプレパラートと言います。

    それを、顕微鏡でみましょう。

 

 高い倍率で見ようとすると、暗くなったり、ピントのあう部分が少なくなったりします。

よって、見るものをできるだけうすくしたり、下からの光を多くしたりする必要があります。

(プレパラートづくり)

 

 右上の写真のように、目でも見えるものはそのままカバーガラスをかけるとつぶれてしまいます。そういう場合は、くぼみのあるスライドガラスなどを使うとよいでしょう。

 目で見えるものでも、写真のように血管?のようなものが見え、いろいろな発見があります。    

A    自分の持ってきたものを見よう

ここまでの活動で、顕微鏡の使い方を知った子ども達は、もっとたくさんのものを見たいという気持ちでいっぱいでした。それぞれの、自分の興味のあるものを、それにあった見方で、見ていきました。

 子ども達が観察していたものをあげると

    水草の細胞

    ミジンコ・ケンミジンコ

    自分のほおの粘膜の細胞

(これは、少し暗くすると見やすい。本来は、染色して見るものです)

    どろの中の、線虫(いもむしのようなもの) 

    持ってきた。砂糖・塩・こしょうのつぶ

    えんぴつの先

    消しゴムのかす

    きらきら光るカード

      など、様々でした。

 

 それぞれ、自らどんどん次の観察物を、それにふさわしい方法を子ども達は考え、 

観察を続けました。そのうち、時間がきてしまい。もっと、見てみたいという気持ちをのこして、今回の科学教室は終わりました。