〜初級電子工作キット「まことくん」の制作〜
 電子部品を使って、かんたんな電気工作をします。はんだ付けにも挑戦しよう!
 今回の科学教室は、JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)関西支部のみなさんに来ていただいてご指導していただきました。
○内容の説明と注意
    今回の科学教室には、関西で電気製品やその部品を製造しているたくさんの会社から、14名もの方々に来ていただき、「ウソ発見器」の工作をしました。小学生2〜3人の参加者のテーブルごとに指導者が1〜2人がつき、材料、はんだごてやニッパーなどの工具も用意してもらい、完成までていねいに教えていただきました。このため前日にも科学実験室に集まり、綿密なミーティングを行い、材料や道具ひとつひとつの準備をしてもらっていました。

○はんだごての練習
 各テーブルごとに自己紹介をしたあと、はじめてはんだごてを使う参加者がほとんどなので、はんだづけのための練習からはじまりました。
身のまわりの電気製品のほとんどに、はんだづけが利用されているはずで、電気製品の基本中の基本の技術を学びました。
はじめはこわごわはんだごてを持っていた参加者たちも、適切でていねいな指導にだんだんと調子が出てきました。中にはとても上手にはんだづけできる参加者もあり、本職の方からほめてもらえました。

○ウソ発見器「まことくん」の製作
 はんだごてが使えるようになると、いよいよ製作です。抵抗・ダイオード・トランジスタ・可変抵抗・スイッチ・メーターなどの部品を基盤に取り付けていきます。全部で三十数カ所をはんだづけしていきます。
 基盤にだんだんと部品がそろい、“ウソ発見器”らしい姿になっていきました。電気機械製造のプロについてもらっており、お仕事がら、設計説明書には載っていないことも教えてもらって、貴重な体験になりました。
 完成してスイッチを入れるとまず発光ダイオードが赤くともります。これだけでもちょっとうれしいですが、電極を両手ににぎって可変抵抗器で入力調整すると準備完了。
 「○○さんは美人です。」「いいえ、ちがいます。」・・・するとメーターの針が黄色から赤いゾーンへふれました。この機械は、ウソをつく=手に発汗がおこる=電極間の電気抵抗がかわる(電流が流れやすくなる)=メーターの針が右へふれるという原理で作動するので、「○○ちゃん、ほんとは美人と思ってるのね」ということになります。
 完成してあちこちで笑いがおこる結果がでて、楽しい工作物ができました。
 はんだごてを使う上で一番心配だったやけどは一人もなく、全員完成させて持って帰ることができました。
 2年前にもJEITAより同じ内容のプログラムを実施していただきましたが、参加者も入れ替わっていて、たいへん充実した科学教室となりました。1月に行っていた参加者対象アンケートに「電気工作がしたい」という要望がいくつもあり、応えられたかと思います。

 前日の東北地方太平洋沖地震はみんな知るところでしたが、この巨大地震について冒頭にふれ、東北地方の乗っているユーラシアプレートの下に、太平洋プレートが沈み込む過程で地震と大津波が起こるしくみを簡単に説明しました。茨木では日常生活が続けられ、楽しい科学教室も体験できることを改めて認識したいと思います。