コイルであそぼう
電線を巻いたものがコイル。コイルに電流を流すとどんなことが起きるでしょう?
 4月は新しく参加する人が多いので、科学教室について簡単な紹介から始めました。インターネットのことを知らせると、3月までの「教育研究所」から「教育センター」に変わっていることに気がついた参加者もいました。

○電流が流れると
    実験用の電線に電流を流します。ひもでつるした磁石を近づけてみると、みんなの磁石が一斉に向きを変えました。方位磁石を近づけてみても、針が回ります。鉄くぎに電線をまいてみると、クリップをすいつけました。

 この実験用電線(別名S-Cable)は、10本の導線が1本のケーブルになったもので、電流による磁界の発生の理解に非常に役立つ便利なものです。

○コイルを作ろう
 今度は各自でエナメル線を使い、乾電池を芯にしてコイルをつくります。簡単そうで意外に手こずる参加者もいました。

 エナメル線の両はしを紙ヤスリでこすって表面をはがすと、乾電池の電流が流れることも、新しい発見だったようです。

○コイルのまわりにできるもの
乾電池とコイルをつないで、電流を流します。
(大量の電流が流れるので、熱くなる前にはなすこと)

・電流を流したコイルにぶらさげた磁石を近づけると、
磁石がくっつきました。

・磁石を手でもって近づけると、コイルがひっついたり、遠ざかったりして、まるでコイルが磁石のようにふるまいます。

・電流を流したコイルの中央にはさみを通すと、クリップをすいつけました。はさみがとコイルで電磁石ができています。

○コイルのはたらきを使えば・・・
・今日の実験では、コイルに電流を流せば、磁石の力ができることがわかりました。              

・コイルによってできた磁石の力と、別の磁石が組みあわせれば、コイルか磁石が動きます。

・コイルや磁石が動くのは、磁石と電流によって力が生み出されているからです。

○コイルを使ったもの:モーター、スピーカー、マイク、発電機・・・
・コイルや磁石、電磁石のはたらきを利用したものは、たくさんあります。ドライヤー、扇風機、電車、電気自動車、エレベーター・・・たくさんの例が参加者から出されていました。

・スピーカーやマイクロホンも、コイルと磁石からつくることができます。紙コップを使ったかんたんなスピーカーの作り方を紹介して、今日の科学教室を終わりました。

今年度最初の科学教室には、定員の2倍以上の申し込みがありました。
子どもたちが苦労してコイルを作り、電流を流して磁石が動く瞬間は、やっぱり感動的だったようです。今から約190年前エルステッドが発見した電流と磁界の関係を、自分の目と手で再認識してもらえたと思います。