~日本の味めぐり~【石川県編】
・治部煮(じぶに)
鴨肉や鶏肉をうす切りにして小麦粉をまぶして、季節の野菜や加賀特産のすだれ麩を一緒に煮込んだ加賀地方の伝統料理です。
江戸時代、加賀藩の土地には鴨が多く飛んできたので鴨の肉で作ることが多い料理でした。
『治部煮』という名前は岡部治部衛門(おかべじぶえもん)という人が朝鮮から伝えた料理だからという説、煮ているときに「じぶじぶ」という音がする説などがあります。
給食では、すだれ麩の代わりに圧縮麩を使用しています。
石川県
石川県は北陸地方の中部に位置し、東は富山県及び岐阜県に、南は福井県に接し、北は能登半島となって日本海に突出しています。地形は、南西から北東に向かって細長く、東西100.9㎞南北198.4㎞、海岸線は約580.9㎞の延長を有し、現在金沢市をはじめ11市8町の計19市町からなっています。
石川県の魅力は、自然と文化の調和です。南は白山国立公園を源に発する手取川による肥よくな加賀平野、北は日本海に突き出た能登半島。県都金沢は日本でも有数の城下町で、歴史の面影を残す一方、近代的な街づくりも進んでいます。
参考資料“石川県ホームページ『石川県の紹介・概要』”
日本海の新鮮な海の幸がたっぷりと味わえる石川県。「加能ガニ」「甘エビ」「ノドグロ」「岩ガキ」「ふぐ」など、鮮度抜群の食材が職人の技でさらに美味しい料理となって提供されています。旬の魚介を使った「寿司」や「海鮮丼」は絶対に食べたいグルメとして人気です。
新鮮な海の幸をはじめ、野菜や米などの豊かな食材に恵まれた能登半島。幻のブランド牛、憧れの高級魚、こだわりのワイン、個性的な日本酒などバラエティーに富んだ能登のグルメがあります。
全国的に人気急上昇の「金沢カレー」、金沢生まれの不思議な洋食「ハントンライス」、庶民に長年愛されてきた「金沢おでん」など、グルメな金沢っ子に支持されるご当地グルメがあります。能登の名物「能登丼」、旬の魚介や、珍しい山の幸を使った地元ならではのグルメはぜひ味わってほしい一品です。
参考資料“石川県観光連盟『ほっと石川旅ねっと』”