おもしろいことを見つけよう

あたたかい春の日差しが心地よい季節になりました。花壇では様々な花が咲き、グラウンドには雑草がすくすくと育っています。

みなさん、こんにちは！元気ですか？朝、起きるのが極たんにおそくなっていませんか？宿題は計画を立ててできていますか？体育の自主トレーニング表もかけているかな～？

この間、学校の先生と電話で話した人もいますね。先生もみんなの声を聞くと少し「ホッ」としました。洗たく物をたたんだり、お昼ごはんや夜ごはんを作ったり、おかしを作ったり、素振り、ランニング、なわとび（あのリーチ・マイケルもはまっているらしい）、など・・・お家のお手伝いやこんな時だからこそできることにはげんでいる様子も聞けて、うれしかったです。手洗い・うがい、規則正しい生活を送るなど、いまできることをやっていきましょうね。

今日は、ある人の若いころのお話を紹介します。その人は大学に入学すると、「カリグラフィー（日本でいう書道）」という文字をデザインする授業にのめりこみました。その後大学を中退（途中でやめる）するのですが、カリグラフィーの授業だけはこっそり出ていたそうです。何かを学ぼうとしていたのではなく、ただおもしろいと思ったから授業に出ていた、と本人は語っています。

その人がのちに作り出したのがiPhoneです。アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズさんですね。彼は、アップル製品のデザインにはかつてカリグラフィーで学んだことが生きていると言っています。あの優れたデザインは、ジョブズが「おもしろいと思ったから」というだけで学んでいたことがずっとあとになって花開いたわけです。

すぐに役立つことを身につけることも大切だけど、自分がいま「おもしろい！」「知りたい！」と感じることに夢中になる。それが、将来何かのかたちできっと役に立ちます。スポーツ、筋トレ、料理、音楽、読書、映画、ファッション、家庭菜園、ものづくり・・・ガマンの多い時ですが、楽しみ方は工夫次第。

みんなが今「おもしろい」と感じることはなんですか？学校が始まったら先生たちにも教えてくださいね。