2.平成19年度 社会教育についての努力目標

 高度情報化、国際化、少子高齢化などの社会の急激な変化は、人々の生き方や価値観にも大きな変化をもたらし、組織の中の人間関係だけではなく、ボランティアや様々な文化・スポーツ活動を通じて、地域社会の中で豊かな人間関係を築き上げ、よりよく豊かに暮らしたいとの願いも大きくなっています。
 また、市民一人ひとりが、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、いつでもどこでも自由に学習機会を選択して、学びたいことを学び、その成果を適切に生かすことのできる生涯学習社会の構築を目指してまいります。

 まず、本市「茨木市生涯学習推進計画」の趣旨に沿い、生涯学習推進の中核施設となる「茨木市立生涯学習センターきらめき」を中心に、他の生涯学習関連施設との連携を図り、効率的な生涯学習のまちづくりを進めてまいります。なお、社会教育関係団体との連携のあり方については、団体のさらなる活性化を目指す観点から見直しを図ってまいります。

 中央図書館につきましては、「くらしに役立つ図書館」を目指して、貸出やレファレンス業務をはじめ各種図書館サービスの一層の充実に努めてまいります。
公民館につきましては、多様な市民のニーズに対応するため、「茨木市立生涯学習センター」と連携して、市民の日常生活にもっとも身近な施設として利用していただき、また、学習の成果を生かすことができる場の提供や最も新しく必要とする情報などの発信基地づくりに取り組んでまいります。

 さらに、生涯学習の視点に立って、青少年センター・青少年野外活動センター・川端康成文学館の事業を行うとともに、「いま伸びよう 茨木の未来をひらく青少年」の標語に基づいた青少年健全育成運動を全市域において展開することによって、青少年に「生きる力」・「豊かな人間性」・「生涯学習していく力」などの育成を図ってまいります。

 次に、スポーツは、人間の「心」と「体」の健全な発達を促すとともに、明るく豊かで活力に満ちた、生き甲斐のある社会の形成に寄与するものであり、市民一人ひとりが生涯にわたってスポーツに親しむことができる環境づくりが必要とされています。そのひとつとして、種目、年齢、技能などに関係なく、誰でも気軽に参加できる『総合型地域スポーツクラブ』の育成に取り組んでまいります。また、スポーツ活動の拠点として、本市3番目の地域体育館(仮称)南地域体育館の建設に向けた取組みを進めるとともに、市民プールの開場日時を延長するなど既存施設の有効活用を図ってまいります。

 人権教育につきましては、人権文化の創造のため、市民のすべてが豊かな人権感覚を育むことができるよう、「茨木市人権教育基本方針」・「茨木市人権教育推進プラン」の趣旨を踏まえながら、さらに幅広く取り組んでまいります。

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