11.特 別 支 援 教 育

(1)障害種別設置校 (平成19年5月1日現在)
小中別 障害種別 学 校 別 小中別 障害種別 学 校 別 小中別 障害種別 学 校 別
小学校 難   聴 水 尾 小 学 校 小学校 病弱虚弱 沢 池 小 学 校
中学校 知的障害 西   中 学 校
東   中 学 校
知的障害 茨 木 小 学 校 東奈良小 学 校 豊 川 中 学 校
春 日 小 学 校 情緒障害 茨 木 小 学 校 南   中 学 校
春日丘 小学校 春 日 小 学 校 三 島 中 学 校
三 島 小 学 校 春日丘 小学校 北   中 学 校
中条 小 学 校 三 島 小 学 校 東 雲 中 学 校
玉 櫛 小 学 校 中 条 小 学 校 天 王 中 学 校
安 威 小 学 校 玉 櫛 小 学 校 西 陵 中 学 校
玉 島 小 学 校 玉 島 小 学 校 平 田 中 学 校
福 井 小 学 校 清 渓 小 学 校 北 陵 中 学 校
忍頂寺 小学校 大 池 小 学 校 太 田 中 学 校
大 池 小 学 校 豊 川 小 学 校 病弱虚弱 南   中 学 校
中 津 小 学 校 中 津 小 学 校 三 島 中 学 校
東   小 学 校 東   小 学 校 天 王 中 学 校
水 尾 小 学 校 水 尾 小 学 校 西 陵 中 学 校
郡 山 小 学 校 太 田 小 学 校 平 田 中 学 校
天 王 小 学 校 天 王 小 学 校 情緒障害 養 精 中 学 校
葦 原 小 学 校 葦 原 小 学 校 西   中 学 校
郡   小 学 校 郡   小 学 校 南   中 学 校
庄 栄 小 学 校 庄 栄 小 学 校 三 島 中 学 校
沢 池 小 学 校 沢 池 小 学 校 天 王 中 学 校
耳 原 小 学 校 畑 田 小 学 校 西 陵 中 学 校
穂 積 小 学 校 山手台小学校  
白 川 小 学 校 耳 原 小 学 校
東奈良 小学校 穂 積 小 学 校
西   小 学 校 東奈良 小学校
彩都西 小学校 西河原 小学校
肢体不自由 玉 櫛 小 学 校 彩都西 小学校
大 池 小 学 校  
水 尾 小 学 校
天 王 小 学 校
葦 原 小 学 校
郡   小 学 校

(2) 平成19年度茨木市特別支援教育方針

  1. 特別支援教育として、LD、ADHD、高機能自閉症等の児童・生徒を含むすべての障害のある児童・生徒の自立と社会参加をめざす教育の推進を図るため、学校に対して以下の指導・助言を行う。
     @ 養護学級の運営に関しては、障害の多様化・重度化に対して専門的な知識を有し、学校内や地域並びに養護教育諸学校との連携をコーディネートできる有能な養護学級担当教員を養成・確保すること。
     A 通常学級に在籍する個別の支援を要する児童・生徒への支援を行うため、特別支援教育コーディネーターを中心とした校内委員会の機能の充実をはじめとする全校的な支援体制を確立すること。
     B 一人ひとりの教育的ニーズに応じた教育的対応を行うという視点に立ち、個別の指導を必要とする児童・生徒については「個別の指導計画」を作成して、保護者とも連携し、的確な実態把握に基づく個に応じたきめ細かな、継続性・系統性・発展性のある教育活動の展開を図ること。
    また、教育研究所で実施する「特別支援教育巡回相談」、「特別教育相談」、府立盲・聾・養護学校による「地域支援活動」、特別支援教育リーディングスタッフや通級指導教室担当教員による支援等を活用し、指導のより一層の充実を図ること。
     C 特別支援教育の充実を図るため、全教職員を対象に障害教育に関する研修を積極的に計画・実施し、養護学級だけでなくすべての学級において様々な課題に対応できるように努めること。その際、平成18年6月に大阪府教育委員会が作成した指導資料集「『ともに学び、ともに育つ』障害教育の充実のために」を十分活用すること。
     D 交流教育に関しては、養護学級と通常学級、小学校と中学校及び養護教育諸学校との交流の機会を積極的に設け、交流及び共同学習を通じて相互理解を促進すること。
     E 通級による指導を行うに際しては、その必要性を総合的な見地から十分検討するとともに、指導内容・指導形態を工夫して適切な指導を行うよう努めること。特に、他校通級の場合は、在籍校と通級校間の連携を図ること。
     F 個別の指導・支援を必要とする児童・生徒の情報に関しては、個人情報保護の観点から管理を徹底すること。
  2. 就学指導に関しては、早期からの教育相談を関係機関と連携して行い、障害児一人ひとりの実態と保護者のニーズを的確に把握することに努め、障害児一人ひとりの障害の状態や発達段階に応じた適切な教育の実現を図る。
    また、次年度養護学級在籍数の把握を徹底する。
  3. 養護学級の充実・整備に関しては、原則として障害児が在籍する小・中学校に養護学級が設置されるよう、大阪府教育委員会と最大限の調整を図るとともに、養護教室の計画的な整備と充実に努める。
    また、運営が困難な養護学級に対して、市費負担養護学級介助員を配置する。
  4. 研修に関しては、各校の障害教育推進の核である校長、教頭、特別支援教育コーディネーター及び障害教育担当教員に対する研修会を計画的に実施し、障害教育及び養護学級の運営について理解を深め、その専門性の向上に努める。
    また、茨木市教育研究会養護教育部会において、各校相互の実践交流を深め、養護学級の担当教員だけでなく、すべての教職員の資質向上に資するよう督励する。
  5. 茨木市教育委員会主催行事である養護学級・養護学校在籍児童生徒対象の「なかよしキャンプ」、「やってみよう運動会」の内容の充実に努め、障害児が社会性を身につけ自信と希望をもてるよう努力する。

(3) なかよしキャンプ

  1. 障害のある児童生徒の経験を豊かにし、お互いの心のふれ合いを深め、協力して楽しい共同生活をつくりあげる実践的な態度を育てるために、毎年夏休み中に障害児を対象としたキャンプを茨木市青少年野外活動センターにおいて2泊3日の日程で実施している。
  2. 平成19年度は第27回なかよしキャンプを8月8日(水)〜10日(金)に実施した。
 平成16年度平成17年度平成18年度
児童生徒48人49人50人
教員51人44人42人
合計99人93人92人
*平成12年度からは、市内在住の府立高槻養護学校児童生徒と教員が参加している。

(4) やってみよう運動会

  1. 障害のある児童生徒のスポーツ活動を広げ、お互いのふれ合いと保護者同士の交流を図るため、毎年秋に養護学級と市内在住の養護学校(小・中学部)児童生徒を対象とした運動会を市立春日丘小学校において実施している。
  2. 平成19年度は第28回やってみよう運動会を10月27日(土)に実施。

 平成16年度平成17年度平成18年度
児童生徒94人89人96人
保護者等家族124人124人123人
教員・カウンセラー等の
運営関係者
140人141人151人
合計358人354人370人

(5) 本市の就学指導について

  1. 就学指導とは
    1. 来年度、小学校1年生になるお子さまおよび現在小・中学校に通っているお子さまを対象に、就学が決まるまでに行われる居住地の教育委員会や就学指導委員会による指導などの手続き。また、早期からの就学に関する情報提供や就学相談のこと。
  2. 就学指導の流れについて
    ☆進路を決定する前に
    1. 保育所や幼稚園などの先生と子どもの様子や発達の課題、必要な教育環境、本人・保護者の希望などについて十分相談しておく。
    2.  
    3. 進学を希望する小・中学校や盲・聾・養護学校を実際に見学したり、体験入学をしたりしておく。
    4. 主治医等専門家のアドバイスを受けておく。

    特別支援学校(大阪府は従来通り盲・聾・養護学校と呼んでいます。)
    障害のある子どもたちが専門的な教育を受ける場。
    障害の種別により、盲・聾・養護学校(知的・肢体不自由・病弱)と分かれている。

    特別支援学級(大阪府は従来通り養護学級とよんでいます。)
    通常学級における教育のみでは、子どもの個性や能力を十分に開発伸長していくことが困難な児童・生徒に対して特別な配慮や指導をしていく学級。
    ※小・中学校において必要に応じて設置されている。(1)に設置学級を掲載しています。

    ◇来年度小学1年生になるお子さまについての就学指導の流れについて
    ◇小・中学校に通っているお子さまについての就学指導の流れについて


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