秋季総体大阪大会

10/9・10 長居第二)RESULTS

<男子の部>

3年100m 小林 11:92(+0.7)

2年200m 和泉 24:57(+1.6)<準決勝>24:67(+0.1)

  <決勝>24:78(0)6位

2年3000m 川畑 9:53:26

3年3000m 松原 9:55:06

2年110mYH 瀬戸 16:56(−1.3)<準決勝>17:06(−1.9)

  <決勝>16:50(−0.2)7位

3年110mYH 松城 16:58(−0.8)<準決勝>17:16(−1.3)

1年4×100mR(永井・高須賀・掛川・堤)54:23

共通4×100mR(中江・小林・松城・仲田)46:77

1年走り高跳び 金川 1m40

2年走り幅跳び 大川 5m68(−0.9)<決勝>6m04(+0.1)3位

3年三段跳び 仲田 12m39(0)3位

1年砲丸投げ(4kg) 松尾 NM

2年砲丸投げ(5kg) 辻 NM

3年砲丸投げ(5kg) 古瀬 11m01 <決勝>11m21 8位

2年円盤投げ 樋口 DNS

<女子の部>

1年100m 立石 13:86(−0.9)<準決勝>13:80(−1.3)

3年100m 井上 13:52(+1.4)<準決勝>13:59(0)

2年200m 大泉 27:47(+0.8)<準決勝>28:06(+0.1)

  <決勝>27:99(0)6位

1年800m 前田 2:27:28 <決勝>2:30:39 4位

2年800m 川添 2:24:57 <決勝>2:23:84 4位

2・3年1500m 田中 5:01:95 <決勝>4:55:82 7位

2年100mJH 岡田萌 15:00(+0.7)<準決勝>15:23(0)

  <決勝>14:74(0)1位

3年100mJH 岩下 16:90(+0.7)<準決勝>17:01(−0.3)

1年4×100mR(福島・立石・西尾・金子)54:80

  <決勝>(福島・立石・西尾・金子)53:88 1位

共通4×100mR(野村・井上・山元・岡田萌)50:30

  <決勝>(野村・井上・山元・岡田萌)50:11 2位

1年走り高跳び 木下 1m30

1年走り幅跳び 福島 4m64(0)<決勝>4m80(+0.6)1位

2年走り幅跳び 藤岡 NM

3年走り幅跳び 永山 4m64(0)

1年砲丸投げ(2。7kg)秋澤 NM

2年砲丸投げ(2。7kg)嶋田 DNS

3年砲丸投げ(4kg)榎本 8m65

2年円盤投げ 瀧上 21m62 <決勝>22m10

    

咲くやこの花と僅差の勝負を制して、

見事に大阪総合優勝を飾る! 

 第64回大阪中学校総合体育大会の陸上競技の部で、東雲中陸上部が総合優勝を成し遂げました。

東雲中は第59回大会で女子総合優勝。続く第60回大会では男子総合優勝。第61回では男女総合優勝。そして、今年は6点制のこの大会で30点という大量得点ながら、近畿総合優勝校の咲くやこの花と2点差の僅差で見事に女子総合優勝を飾ることができました。(男女総合では咲くやこの花に次いで2位)閉会式で審判長から「優勝は東雲中。30点!」と発表があると東雲陣営から大歓声が起こりました。

夏の選手権が終わってから、学年別の種目がおこなわれる総体では、総合優勝のチャンスがあるはずだと考え、6位以内に入れると考えていた種目でほぼ予定どおり得点をあげることができました。咲くやこの花を含めて、他校の得点の動向については、いっさい考えることはしませんでした。チームの有力種目で結果を残すことのみに集中していて、それでも他校が得点を上回ったら仕方ないと考えたからです。

ファイナル種目の共通女子400mR決勝。この種目の得点計算は5点(2位)。全国大会4位入賞の咲くやこの花に負けることはあっても、どうしても2位は死守したかったので、最低でも5点と心の中で言い聞かせていたのだ。

「中学校生活最後のレースが、大阪総合優勝を賭けて走ることができるなんて、こんなドラマチックな展開はないよ。」とリレーメンバーに声をかけて送り出した。期待どおりの快走で咲くやこの花に迫るものの、0.2秒の僅差の50秒11で2位。計算どおりに5点を獲得。最後のレースで5位以下だったり、失格したりしていれば総合優勝はなかったことになる。今、思い返しても胸がドキドキするくらいの激戦であった。

再レースの試練を乗り越えて

1年女子リレーチーム優勝!

 大会初日。冷たい雨が降りしきる中おこなわれた午前中の予選では、54秒80の平凡な記録ながら全体のトップで決勝進出を決めた東雲女子1年リレーチーム。総合優勝するためには、接戦を制して優勝して6点をゲットすることが必要条件となる。  

迎えた決勝。雨はやや小降りになったものの、体が冷えきるむずかしいコンディション。三島地区予選で敗れていた養精中、すでに53秒台の記録を持っている松虫中との戦いになる。これまでの東雲のベストタイムは54秒14。混戦は必至であった。

緊張の中、号砲が鳴った。1走の福島がするすると前に出て、トップでバトンを渡す。2走の立石もきびしいエース対決の中、その順位をキープ。3走の西尾もいつもどおりの好走を見せるが、松虫がどんどん追い詰めてくる。

ほぼ同時に4走の金子にバトンが渡る。養精も猛チャージで、松虫、東雲、養精の3人のアンカーがほぼ横並びになる。フィニッシュライン手前10mくらいで金子が再逆転。東雲、松虫、養精の順で駆け抜けた。

思わず、小さくガッツポーズ!速報の表示板には東雲の学校番号を示す「242」の数字の表示。アンカーの金子のところに駆け寄って「よくやった。(アンカー勝負を制するなんて)ホンマに強くなったな。」と握手。「優勝したで。大阪で一番やで」その言葉に金子は泣き出した。

場内指令の審判が「表彰があるので、4人のメンバーそろって、表彰の控え室に向かうように。」の指示も出た。そのうち、福島も立石も西尾も駆け寄ってきて、満面笑みで言葉を交わす。ここまではよくある光景でした。

そのあとに異常事態が起こった。速報の表示板に正式記録が表示されないどころか、やがて「242」の数字も取り消された。

写真判定のトラブルで、記録と順位が無効になってしまったのだ。審判長の裁定は再レース。いくつか抗議をしたが、結局受け入れられずに再レースが決まった。自分の腹の中は穏やかではなかったが、自分で「落ち着け!」と何度も言い聞かせていた。

今は決まってしまった再レースでもう一度勝つことに集中しなければならない。まずは気持ちが切れてしまった4人のリレーメンバーの気持ちをほぐしてやることだ。すぐに4人を集めた。再レースが決まったときは、本音のところで「もう一度走るのはイヤだ。」と、思っていたらしい。「3年生になったら、リレーで全国大会に行くようなチームになれと、陸上の神様が与えた試練だと思え!全国大会出場を決めるには予選、準決勝、決勝の3ラウンドを戦わないといけないのだから、いい経験になるはずだ。」といろんなことを言いながら激励した。

そのあとは冗談も交えながらの雑談。だんだん笑顔になる4人。「金子、ホンマに速くなったな。(地区予選会のときは)アンカーで抜かれて悔し泣きをしたこともあったのに。すごく成長したな。」と言うと、西尾がおどけながら「りほちゃん、ホンマによくがんばったね。」と、いきなり金子のほっぺにチューをした。大笑いする4人。雰囲気がとても和んだので安心した。

 5時00分。1年女子400mリレー決勝の再レース。高らかにファンファーレが鳴りレーン紹介が始まるが、競技場の観客席は人がまばらでひっそりしている。天気も悪いので、この時間でもかなり薄暗くなっている。写真判定室の上からフィニッシュラインを照らす照明の明かりがやけに目立つ。

重苦しい雰囲気の中、ピストルの閃光(せんこう)がまぶしく光る。1走の福島、2走の立石、3走の西尾へとバトンが渡るたびに胸が締めつけられていく。今回も僅差の勝負の予感。わずかに早く金子がバトンを受け取ると、ホームストレートを風のように走り抜けていった。東雲、松虫、養精とわずかながらの差であるが、幻の決勝と同じ順位で3チームがフィニッシュラインを駆け抜けていった。

速報の表示板も「242 53:88」の数字が堂々と誇らしげに表示されていた。この試練を乗り越えて、この土壇場で大幅にチーム記録を更新したのだ。「よくやった。すごい精神力だ。」と、金子のところに駆け寄ると、金子はまた泣いていた。この再レースを見守っていた多くの先生も胸をなでおろしたに違いない。何度も「おめでとうございます。」という祝福の言葉を頂いた。

 大会初日の表彰式は雨のために、競技場のエントランスでおこなわれていた。5時30分過ぎに表彰式。エントランスには、東雲中陸上部員でひしめきあっている。表彰台の一番てっぺんに、ユニフォーム姿の福島。立石、西尾、金子もユニフォーム姿でその後ろに並ぶ。東雲のユニフォームがとてもきれいに見えた。

 代表して福島が表彰状をもらうと大きな拍手が湧き起こった。この光景を目の当たりにしながら、もっともっと強くなって全国大会に行くようなチームにしなければならないという思いを強くした。

来年は奈良、再来年は千葉である。冗談半分で「みんなでディズニーランドに行こう!」と言っているが、きっと彼女たちは本気にしていることでしょう。たくさんの人数で全国大会の遠征に行くことほど、楽しいことはない。