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給食メニュー ~日本の味めぐり~ 

給食メニュー >> 記事詳細

2022/03/14

日本の味めぐり~【北海道編】

Tweet ThisSend to Facebook | by 茨木小

日本の味めぐり~【北海道編】

 

 どさんこ汁

 

 どさんこ汁は、北海道の豊かな自然と広い大地でとれる食べ物を取り入れた北海道の郷土料理です。

 給食では、豚肉、じゃがいも、玉ねぎ、もやし、にんじん、とうもろこしが入っています。

 煮干しでだしをとり、みそで味付けをして、最後にバターを入れます。

 みそとバターで身体がポカポカと温まります。

 


 北海道  

 北海道は四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれ、雄大かつ変化に富む山岳、広大な湿原、美しい景観の天然湖沼などにより形成されています。
気候は冷涼低湿で、梅雨や台風の影響をあまり受けません。
日本では北端に当たりますが、世界ではアメリカ、ヨーロッパの主要都市とほぼ同位置にあります。

 

 日本列島は、本州、四国、九州、北海道、沖縄の5つの主島と6,847の島からなっています。その中で、北海道は、日本列島の最北(北緯4121分~4533分)に位置し、シカゴ、モントリオール、ローマ、バルセロナなど世界の主要都市とほぼ同緯度にあり、北海道本島と508の島で構成されています。
 面積は83,424km2202011日現在)で国土の約22.1%を占めています。都道府県の中では最も広く、東京都の39.6倍、オーストリア1国の面積に匹敵します。山地は全体のほぼ半分を占めますが、全国と比較すると山地や傾斜地が少なく、なだらかな土地が多いのが特徴です。中標津町にある開陽台(標高270m)からは、視野330度の地平線を展望することができます。

 

 北海道のほぼ中央部を北から南へ、天塩山地、北見山地、石狩山地、日高山脈が走っています。最高峰の旭岳(2,291m)を中心とする大雪山系は「北海道の屋根」と呼ばれています。道内各地には、石狩平野をはじめ、十勝平野、天塩平野、名寄盆地、上川盆地、富良野盆地などの平地が広がっています。また、釧路湿原やサロベツ原野など、日本を代表する湿原もあります。
 河川の数は、14,827で、道が実施している常時監視結果においては概ね良好な水質を維持しています。環境省がまとめる全国の水質測定結果(BOD)ランキングにおいても、これまで多数の水域が上位に選出されています。
 千島火山帯と那須火山帯に属しているため、多くの美しいカルデラ湖があり、観光名所となっています。日本一大きいカルデラ湖「屈斜路湖」、透明度の高い「摩周湖」、マリモが生育している「阿寒湖」などが有名です。
 北海道の周囲は、対馬海流とリマン海流、日本海流と千島海流がそれぞれ交差しているため、世界有数の漁場となっています。冷涼な気象条件に対応した欧米の近代農業技術の積極的な導入や土地改良などの努力を続け、これを克服し、国内最大の食料供給地域として発展。現在、小豆やじゃがいも、小麦など多くの品目が全国トップレベルの生産量をあげている。「ジンギスカン」「石狩鍋」「ザンギ」など全国的に知られている郷土料理も少なくありません。

 

<道央地域>
札幌から各地に広がった、ピンク色の赤飯

 

北海道の中央部から日本海に流れ込む石狩川水系に沿った石狩平野を中心に、稲作の中核地帯が形成される道央地域。札幌市近郊や空知(そらち)南部では、道外向けを中心とした野菜の生産が盛んなほか、日高の軽種馬(けいしゅば)、胆振の肉用牛など地域の特色を生かした農畜産業がおこなわれている。この地域のハレの日に欠かせない飯料理といえば「赤飯」。他の地域では、もち米と小豆を混ぜてつくられるこの行事食は、北海道で独自の進化を遂げた。使われるのは、小豆ではなく甘納豆。邪気を払うとされる「赤飯」の赤色は、食紅で色を出す。さらに、仕上げに紅しょうががそえられる。

 

<道北地域>
日本一の毛ガニの町に伝わる、てっぽう汁

 

北海道の北端に位置し、日本海とオホーツク海に挟まれた道北地域。地域内の旭川や富良野は、国内外から多くの人が訪れる観光地である。稚内市(わっかないし)にある宗谷岬の突端には、「日本最北端の地の碑」が建つ。晴れた日は、ロシアのサハリン島を見ることができるオホーツク海に面した枝幸町(えさしちょう)は、毛ガニの一大産地。町は″日本一の毛ガニの町″を標榜する。枝幸町をはじめ道北地域で食べられているのが「てっぽう汁」。カニの入った味噌汁で、カニの足を箸でつつく様子が鉄砲の弾込めに似ていることから、その名が付いたという。汁の中には、ぶつ切りのカニがたっぷり。漁師町の多いこのエリアならではの趣ある一杯です。

 

<道南地域>
北前船の寄港地として栄えた松前発祥の珍味

 

比較的冬季の積雪が少ないため、道内において1年の農作物の生産開始がとくに早い道南地域。南北に長い地域のため、栽培される農作物も多様性に富んでいる。ブランド米「ふっくりんこ」から、ねぎやニラ、アスパラガスなどの野菜、じゃがいもや豆などの農作物などいずれも高い生産量をあげている。

 

 慶長9年(1604年)、この地に松前藩が成立。現在の松前町周辺には、国内最北端にして道内唯一の城下町が置かれた。江戸時代は、大阪に向けて物資を運ぶ「北前船」の数少ない寄港地になっており、二基の波止場からなる「福山波止場」には和船、汽船など大小様々な船が停泊。波止場の一部は今も現存し、文化庁から「日本遺産」に認定された。

安政6年(1859年)、渡島半島南端に函館港が開港。横浜・長崎と並ぶ国内初の外国貿易港で、道南地域は北海道の海の玄関口として大いに栄えた。本州と北海道を結ぶ青函トンネルが開通してからは、陸の玄関口という一面も。

松前町を発祥とし、道南各地で継承されてきたのが「松前漬」だ。地元でとれたイカ、昆布を醤油で漬けこんだ保存食。藩政時代は、これに数の子を加え、塩漬けにして食べられていたが、長い年月をかけて現在の食べ方が主流になっていった。昆布とイカの旨味が見事に調和したこの珍味は、ごはんのおかずにも酒の肴にも好相性。古くから、漁師町の食卓に欠かせない一品になっている。

 

<道東地域>
十勝開拓者たちの命をつないだ豚肉食文化

 

道東地域は、釧路市、帯広市、北見市といった都市部が広い範囲にわたって点在。エリア内では、世界自然遺産に登録された「知床」をはじめ、国内最大の湿原がある「釧路湿原国立公園」や摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖(くっしゃろこ)を擁する「阿寒摩周国立公園」など北海道らしい雄大な自然を堪能できる。

 

帯広市を中心に、1162村で構成されている十勝地方は、畑作や酪農を中心とした大規模農業を展開しており、およそ25haの耕地面積を有している。その広さは、北海道の耕地面積の約2割に相当。食料自給率はなんと1240%。人口に換算すると約418万人分の食料をまかなっていることになる

 

 

十勝の名物といえば「豚丼」である。その歴史は古く、北海開拓時代にまでさかのぼる。開拓者集団「晩成社」を率いた依田勉三は、十勝開墾にあたり、食料用の豚を飼育しはじめる。豚4頭から始まった養豚は着実に規模を拡大していき、それにともなって豚肉料理も浸透。大正時代、庶民が口にする機会は少なかったものの、豚肉料理は一般にも普及する。

豚丼が登場するのは昭和初期から。帯広市のとある大衆食堂が「十勝らしいメニューを」と販売したところ、たちまち人気メニューに。やがて、地域一帯の名物として定着。タレをからめてしっかり焼いた豚肉を丼飯に盛り付けるのが十勝流。開拓時代に思いを馳せて、豪快にほおばりたい

 

 

北海道は、その歴史的背景から、「松前漬」のように長きにわたり郷土に根づく料理と、「赤飯」や「豚丼」のような近代化とともに生まれた郷土料理が共存する食文化が築かれた。蝦夷地から北海道となって150余年、北海道の郷土料理はまだまだ進化する可能性を秘めている。

  

 

  

参考資料:北海道ホームページ 【北海道の概要】

      農林水産省 うちの郷土料理 【北海道地方北海道】

 


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