日本の味めぐり~【神奈川県編】
・サンマーメン
サンマーメンは、第二次世界大戦の頃、料理人たちのまかない料理で、汁にとろみをつけた肉そばが原型のラーメンです。横浜の中華料理店が発祥の料理といわれています。漢字で書くと「生馬麺」。
「生=サン新鮮でシャキシャキとした」「馬=マー上にのせる」という意味です。
給食では、豚肉・もやし・きくらげなどを炒め、米粉中華麺を使って作ったラーメンです。最後にでんぷんでとろみをつけています。
神奈川県
約900万人が生活する神奈川県。日本列島のほぼ中央に、また関東平野の南西部に位置し、北は首都東京に接し、東は東京湾に、南は相模湾にそれぞれ面し、西は山梨、静岡の両県に隣接しています。
神奈川県の地形は大きく分けて、西部は山地、中央は平野と台地、東部は丘陵と沿岸部の三つに分けられます。
山岳は箱根と丹沢山塊で1,500m級の山々は「神奈川の屋根」といわれています。県の中央部を貫流する相模川や西部を流れる酒匂川は、県の重要な水資源として、高度利用されています。また、芦ノ湖、相模湖、津久井湖、丹沢湖、宮ケ瀬湖など水資源利用のための人造湖があるのが特色です。435㎞の海岸線は変化を富み、東京湾側京浜地帯は高度に発達した港湾となっています。
また、富士箱根伊豆国立公園の一角をなしている箱根や湯河原の温泉地帯、丹沢の山岳地帯や4つの県立自然公園があり、また、京都、奈良とともに史跡名勝を有する「歴史の都」鎌倉など、神奈川県は産業、文化とともに豊かな自然環境と観光資源に恵まれた郷土となっています。
参考資料“神奈川県ホームページ『神奈川県の概要』”
横浜中華街は開港後、西洋人とともに一緒に来た中国人の外商が商売を始め、その後増加する中国人とともに次第に形成されていきました。
現在では、世界最大級の規模を誇る横浜中華街には、600軒以上の店がひしめいています。随所で目にする個性的な門は、風水思想に基づいて建てられた「牌楼(パイロウ)」。関羽を商売繁盛の神様として祀った「関帝廟(かんていびょう)」や、あらゆる神様を祀った「媽祖廟(まそびょう)」があり信仰の対象となっています。
参考資料 横浜市観光情報サイト